マーダー ミステリー 日本 人。 歌広場淳が語る推理ゲーム『マーダーミステリー 』の悪魔的魅力 「大げさでなく、人生を変えられる!」|Real Sound|リアルサウンド テック

マーダーミステリーとは?起源やルールについて解説【ボードゲーム】

マーダー ミステリー 日本 人

マーダーミステリーゲームとは、 人狼+謎解き+ロールプレイの要素を含んだゲームで、 参加者は割り当てられたキャラクターを演じながら、 時間内に犯人役を担当している人を見つけるミステリー推理ゲーム。 1シナリオにつき、1人1回しか楽しめないこと、 参加人数が決まっている、というのが特徴。 最近日本に入ってきて、早速東京に専門店もできるなど、 流行の兆しはたしかにある。 ただ、先日メーカーの方とお話しさせていただいて、 地方で展開するのは無理だな、と思ったのが正直な感想。 つまり、うちのような地方のゲーム店では扱えない、という結論に至った。 マーダーミステリーゲームには現状で大きく分けて3種類の展開があると思われる。 1つは、ライセンス型。 シナリオを提供しているメーカーさんとライセンス契約を結ぶ形。 メーカーさんに話を聞いたところ、ライセンス料がたいへん高額で、 うちのような地方のお店ではとてもじゃないが手を出せない額だった。 いわばこのゲームは、1シナリオが小説1冊のようなものなので、 著作権料としてそれくらいないとメーカーとしては利益が出ない、というのはわかる。 2つ目は、パッケージ型。 一般消費者と同じシナリオを買う形。 こちらは元が取れ得る金額ではあるが、 マーダーミステリーの1シナリオは1回しか遊べない、という性質上、 お店で遊んでしまえば販促にもならないため、 原則メーカーからは許可されず、お店での使用はできない。 3つ目は、自作型。 お店がシナリオを自作すれば経費はかからない。 参加者が制作したシナリオを買ったり、シェアしたりも考えられるが、 この形なら利用料を払っても十分ウィンウィンの形は目指せると思われる。 今後うちで展開するとしたら自作型かな、と漠然と考えていたのだが、 メーカーさんとしては、マーダーミステリーゲームは、 1人1回4000円前後で展開するべきイベントであり、 地方だからと言って、安価でやられるのは問題がある、とのこと。 よって、うちのお店のような、平日1人500円や1000円で マーダーミステリーゲームを遊ばせる、という計画は断念した、という形。 メーカーさんは、地方でも十分やれると強気だったが、 個人的にはそうは思わなかったので、 地方でマーダーミステリーゲームの 店舗イベントは難しいであろうという点を挙げていく。 まず、地方で1回4000円のイベントは高過ぎる。 ましてや、お店に1部屋しかなければ、 他のお客さんと接触しない貸し切りが前提となるので、イベントは平日推奨。 平日で4000円の価格設定は無謀。 地方でもお金を気にしない人もたしかにいるが、 そんな人は週末東京に遊びに行くので、東京のより良い環境でプレイできる。 次に、マーダーミステリーゲームの、1度しかプレイできないということについて、 付加価値はあまりないこと。 ボドゲカフェにある大半のボードゲームも、生涯1人1度しかプレイされない。 何度もプレイされるようなゲームは全体のほんの2割程度に過ぎない。 そうなると、お客さんにとっては、1シナリオが、1ボードゲームの扱いと同じようなものであり、 ボドゲカフェの1日のプレイ料金より割高だと、最初から選択肢に入らない可能性が高まる。 さらに地方でお店をやってきた経験上、 お店でこのゲームを遊びます、というタイトル限定のイベントは、 2回までは人が集まるが、3回目で怪しく、4回目で集まらなくなる。 (お店の経費で導入する場合は、3回で元が取れるかどうかを基準に考えている。 ) 新規が少ない地方のお店では、既存のお客さんを飽きさせない工夫が重要で、 マーダーミステリーでは、週2でやりますのような定番化させることがまずハードルが高い。 そもそも様々な方法で、新規客を獲得しようと普段から工夫しているのに、 マーダーミステリーをやれば普段来ないような新規客が来るはず、ということにはなかなか繋がらないと思う。 次に、手軽さが少ない点。 まず地方で平日お店に来て遊ばせるというのがハードルが高い。 電車網が発達した都会と違って、 地方で会社帰りにイベントに参加しようと思ったら、車で往復2時間はかかる。 1度しかプレイできない以上、近場の市内の人をターゲットにしても続かない。 地方が他に娯楽が少ないかどうか、ではなく、 「明日も会社あるし、今日は家でごろごろスマホゲームして休息」 これより足を運ぼうと思える魅力的なイベントを打つのは、例え無料であっても難しい、ということ。 休日ならこれらのハードルは下がるが、 休日ならわざわざマーダーミステリーで貸し切りにするよりも、 他のオープンイベントや通常営業の方が収益になってしまう。 どちらにせよ、マーダーミステリーはゲーム性としても手軽ではない。 長年まわりのゲーム環境をみていると、人はより手軽で飽きが少ないゲームを好む傾向があり、 マーダーミステリーは、人狼+謎解き+RPの三拍子揃っているが、 手軽さの観点だけで言えば、すべてに劣る可能性が高い。 最後に、人数が集めるのが難しい点。 うちのお店ではほぼ毎週人狼イベントをしているが、人を集めるのに試行錯誤の日々。 人を集める必要があるゲームは、ただでさえハードルが高い。 小規模なマーダーで6人ちょうど?大規模なら10人前後? 全部1度もそのシナリオをやったことのないメンツで? そもそもの前提が難しい。 というわけで、うちの店でマーダーミステリーゲームは扱えそうもないし、 他でも地方のお店でも難しいのではないか、と思った件。 マーダーミステリーゲームのブランドイメージに傷をつけないように、 名前を変えて、自作のそれっぽいゲームを 初心者用としてやることはあるかもしれない程度ですね。

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流行りのマーダーミステリー炎上問題について|小田ヨシキ/グループSGR|note

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皆さんは 「マーダーミステリーゲーム」をご存知ですか? 複数人で遊ぶ新しい推理ゲームで、我々もどっぷりハマっているところです。 今、中国でブームになっていると話題のマーダーミステリー。 日本ではまだ「知る人ぞ知る」に留まっていますが、ここ半年で注目度も知名度も上がっており、近い将来ムーブメントを巻き起こす気配がビンビンです。 人狼ゲームやリアル脱出ゲームの次はこれがくるんじゃないかと勝手に思っているので、せっかくなのでここで紹介させてください。 【目次】 マーダーミステリーゲームとは? 簡単に言うと 「推理小説の登場人物になる」ゲームです。 とある殺人事件に巻き込まれたキャラクターになりきって、みんなで事件の真相を解き明かそうぜ! という体験型の推理ゲーム。 主に大勢でワイワイやるタイプのゲームで、中には 総勢10名で遊ぶものもあります。 みんなでガヤガヤ話し合いながら事件を解決に導くのですが、中には犯人がいてその場を逃げ切ろうとしたり、別の思惑を抱えた人物が潜んでいて場をかき乱したり…と、一筋縄ではいきません。 ここまで聞くと「キャラになりきるなんて恥ずかしい…」「ちょっとそういうのは苦手だな」と思う人もいるかもしれませんが大丈夫! 「なりきる」とはいっても、別に演技したり役に入り込む必要はありません。 みんなで協力し合ったり疑心暗鬼に陥ったりながら事件の真相を追っていくうちに、自然と熱が入っていつの間にか楽しくなっちゃってる…それがマーダーミステリーゲームです。 マーダーミステリーの遊び方 マーダーミステリーをプレイするには、公演しているお店へ行き、店員さんにゲームマスターになってもらう 店舗型と、梱包版を購入して自分たちでプレイする パッケージ型の2種類があります。 今回は試しに 「約束の場所へ」というパッケージ版をプレイしてみました。 マーダーミステリーは事件の真相を解き明かすのが目的なので、一度クリアしてしまうともう二度とプレイすることができません。 今回は、完全ネタバレなしの状態で進みますのでご安心ください。 メンバーを集めよう 「約束の場所へ」のプレイ人数は 6名。 総プレイ時間は2時間ほどという骨太なゲームです。 マーダーミステリーゲームは、だいたいこれくらいの時間はかかるので覚悟しておきましょう。 配役を決めよう 登場人物のプロフィールと簡単な台本 まずは自分がなりきるキャラを決めます。 男女のキャラがいますが、性別を一致させる必要は特にありません。 ちなみに、この「約束の場所へ」はゲームマスターが存在しないタイプのゲーム。 進行役を立てる必要もなく、みんな同じ気持ちでプレイできます。 台本読み込もう どのキャラを選んだか分からないように加工しています。 次にそれぞれの台本を読み込みます。 台本には、自分が選んだキャラの性格や他キャラとの関係性などが書かれていたりします。 一人一人違う内容になっているので、他人に見せたり、盗み見たりはNGです。 また、事件当日の行動が羅列されているので、これもインプットします。 犯人役の台本には殺害の動機や手口などが書かれており、この段階で 「うわっ! 俺が犯人かよ!?」と発覚するので、この時間はめちゃくちゃドキドキします。 こいつ犯人っぽくね? 初めての人はここで「こんなの覚えきれない!」 とパニックになりがちですが、大丈夫! 台本はゲーム中に何度も読み返すことができます。 初めはなんとなくでしか把握していないこともゲームが進むにつれて自然と頭に入っているので、「こういうの苦手なんだよな…」という人もご安心ください! この後、簡単な自己紹介をしたらいよいよ捜査開始です! 4. 捜査を始めよう! テーブルには事件の真相に近づくための証拠などが記されたカードが伏せられています。 自分の 行動チップを支払うことで、このカードをゲットすることができます。 様々な情報を集めて事件を解決に導きましょう。 カードの情報を集めて真相に近づこう このゲームのメインミッションは「事件の真相を解明すること(犯人はそれを隠し通すこと)」 しかし、実はそれに加えて 隠された別の目的(サブミッション)があります。 それぞれの思惑が絡み合うため、必ずしも全員が協力し合えるとは限りません。 彼はこのカードをオープンにすると自分にとって不利になると判断したようです。 ただ、情報を隠した結果、みんなの信頼を失い犯人だと疑われることになりました。 マーダーミステリーの醍醐味は何といっても公開討論! 事件当時の行動を洗い出したり、みんなが手に入れた証拠品を元に推理を進めたり、発言の矛盾を追求したり…。 「難しいこと考えるのムリだから向いてないかも…」と思うかもしれませんが、これはあくまでミステリーの登場人物になるゲーム。 キャラになりきって会話していると自然と推理が進むのでそんなに深く考えなくても大丈夫です。 二人だけでヒソヒソ話 少人数でこっそり情報交換するという 「密談」システムもあります。 誰にも知られたくない質問をしたり、犯人っぽいやつに揺さぶりをかけたり、弱みを握っている相手と交渉したり…。 自分が有利になるように立ち回ることが、情報戦を制するカギになります。 あまりに密談しすぎると怪しまれるので、この辺のバランス感覚も重要です。 さっき隠していたカードを交渉材料に 自分だけが知っている情報を使って、他人との交渉を進めることもできます。 こっそり協力関係を結んだり、共有している秘密を守るために口裏を合わせたりして、このゲームを支配しましょう。 めっちゃウケてる。 どういう情報??? だんだん真相が明らかになっていく 終盤になるにつれて、次第に事件の輪郭が見えてきますが、それが真実なのかはまだ誰にも分かりません。 「コイツが犯人で決まりだ!」と思っていても、みんなの情報を整理すると思わぬ人物が容疑者候補に浮かび上がってきたりします。 メモ用紙やペンなどを用意しておくと便利かもしれません。 早々に推理を諦めたプレイヤーのメモ 真面目にやってくれ。 事件の真相を暴こう! 時間切れになると推理&投票タイムに 最後はそれぞれが自分の推理を披露して、犯人だと思う人物を指名します。 完璧な推理をしなくても「なんか発言が怪しかったから」みたいな直感的な理由でもOK! ただし、犯人逮捕のためには 疑わしい人物に単独最多表を集めなければいけません。 他人の推理が正しいかを見極めたり、自分の推理に説得力を持たせたりするのがコツです。 犯人はコイツだ!! 投票の結果、今回は一人の男に全員分の票が集まりました。 疑われたのはこの後ろにいる坊主頭 ・議論中、不自然に別の話題に逸らそうとしていた気がする ・とある証拠品についての説明が納得できなかった ・「…で、みんなは誰が犯人だと思うわけ?」としきりに確認していた ・シルエットがコナンの犯人に似てる 様々な理由から犯人と思われてしまいましたが、果たして…? あぁ〜!!!! ということで、今回は見事犯人を的中させました。 なんて無様な犯人だ。 ちくしょう!! と泣き崩れる犯人 サスペンスドラマとかでよくある「犯人の見苦しい言い訳」が生で見られるのも楽しいです。 推理小説やミステリー映画では、僕らも「あ、コイツが犯人なんだ。 ふ〜ん」と第三者目線から抜けきれない感があります。 しかし、マーダーミステリーではみんなの力で犯人を追い詰めるので、それだけ事件を解決したときの爽快感はひとしおです。 マーダーミステリーは終わった後も楽しい! 「あの時こうしてれば…」「実はあの時こう思ってた!」などを語り合う感想戦も盛り上がります。 プレイ時間中では詰めきれなかった事件の詳細などを答え合わせするのもオススメ。 ゲーム終了後もたっぷり楽しめるのがマーダーミステリーの魅力なのかもしれません。 マーダーミステリーを買おう! 今回遊んだ 「約束の場所へ」以外にも、買って遊べるマーダーミステリーは例えばこれだけあります。 人生で一回しか遊べない貴重なゲーム。 ぜひ友達と集まってやってみてください。 マーダーミステリーはどこで遊べる? パッケージ版を買うだけでなく、 直接お店に行ってゲームマスターに仕切ってもらいながらゲームを楽しむという方法もあります。 リアル脱出ゲームをイメージすると分かりやすいかもしれません。 進行やルール説明をプロに任せることができるので、ミステリーの世界にどっぷり浸かることができ初心者でも安心です。 無理に人数を集めなくても、お店でプレイヤーを募ってくれるので 1人から参加することも可能。 「そんなに人数集められるかよ!」という人も安心です。 ただ、どこも人気ですぐに予約が埋まってしまうので、行きたいと思ったら即決したほうがいいかも! 以下、オモコロブロス編集部が実際に遊んできたお店を紹介します。 マーダーミステリーゲームがプレイできる場所はだんだん増えてきていますが、ここで紹介する2つは聖地みたいなものなので、ぜひ一度行ってみてください! ディアシュピール(東中野) 顔出しNGのライターがいるのでブルテリアで隠してあります。 日本におけるマーダーミステリーゲームの発信地。 JR東中野駅から徒歩1分ほどにあるボードゲーム専門店です。 王府百年 マーダーミステリーの火付け役となった、最も有名なシナリオです。 シンプルでわかりやすいので、初めてプレイするならまずはこれを試してみるのがいいと思います。 ただ、中国原産のゲームなので、登場人物の名前が複雑でそこだけ注意が必要です。 慣れるまでやや混乱するかも? (プレイ人数7〜9名/プレイ時間3時間〜/参加費1人3,000円) 六花が空を覆うとき 日本人が作ったこのお店だけのオリジナルシナリオ。 「雪山のペンションで起きた殺人事件」というかなり馴染み深い設定なので分かりやすいと思います。 店舗型ならではの演出や展開もあり、単純な推理もの以上の面白さがあります。 友達同士で集まり、貸し切ってプレイするとめっちゃ楽しいです。 (プレイ人数8〜9名/プレイ時間3時間〜/参加費1人3,500円) 他にも 業火館殺人事件 などが公演中! ラビットホール(新宿・渋谷・池袋) 顔出しNGのライターがいるので海の幸で隠してあります。 新宿にある日本初のマーダーミステリー専門店。 現在では渋谷・池袋の計3店舗があります。 ブロス編集部が行ってきたのは新宿店でした。 双子島神楽歌 個人的には、初めてのマーダーミステリーがコレだったという思い出補正も込みで一番オススメ。 真相にたどり着いた時みんなで「うおー!」と鳥肌総立ちになって、すごく楽しかったです。 (プレイ人数8〜10名/プレイ時間3時間〜/参加費1人4,000円) 他にも ヤノハノフタリ 聖剣王殺〜円卓の騎士と2つの決断〜 「アイとアイザワ」フライト・ゲーム SUN DOG 妖狐の村 と、目白押し! お店の周りには居酒屋が多かったりするので、終わった後の感想戦がやりやすいのもいいですね。 無料で遊べるマーダーミステリー インターネット上で無料公開されているシナリオもあります。 初めてで有料はちょっとハードルが高い…という人は、この辺でお試しプレイしてみるのもいいかもしれません。 2人で遊べるシナリオです。 人数集めが大変なマーダーミステリーにおいてこれはありがたい! 「そんなの可能なの!? 」と思いきや、しっかり楽しめる出来になっています。 プレイ人数2名/プレイ時間1時間 翻訳者の水谷さん()が中国のフリーシナリオを日本語訳してくださった代物。 無料とは思えない完成度です。 いいのかタダで。 プレイ人数5名/プレイ時間1時間 「超能力者による殺人事件」という厨二心をくすぐられる設定がいいですね。 プレイ人数5名/プレイ時間1時間 オタク仲間で酒飲みながらプレイしよう! オンラインで楽しむためのツールをだいぶ丁寧に紹介してくれているので、一度やってみる価値あり! プレイ人数4名/プレイ時間1〜2時間 待望のアプリ版! このアプリ一つで9つのシナリオが楽しめるとのこと! 今のところiOS版しかリリースされていないのが残念ですが…。 最後に プレイ中はお腹が空くので、チョコや飲み物などを持ち込むのがオススメです。

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今話題のマーダーミステリー ゲーム(マダミス)とは?マダミスのルールや魅力を徹底解説!

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大のゲームフリークとして知られ、ゲーマーからの信頼も厚いゴールデンボンバー・歌広場淳による連載「続・格ゲーマーは死ななきゃ安い」。 外出自粛期間、歌広場淳がどハマりしたアナログ推理ゲーム「マーダーミステリー 」への熱い思いから、日々の楽しみになっているゲーマーとのグループLINEの存在まで、幅広く語ってもらった。 (編集部) 大げさでなく、人生が変わる作品 ゲーム関連のお仕事も多くいただいているなかで、リアルサウンド テック編集部から「実際のところ、歌広場淳はいまどれくらいゲームをやっているのか!? 」という問いかけがありました。 そんなわけで、今回はやや番外編的に、2020年6月現在の、僕のゲーム事情をお話ししたいと思います。 まず周りの状況を考えてみると、今般のコロナ禍に伴う外出自粛で、ゲームで遊ぶ時間が増えている人が多い、という話をよく耳にします。 『あつまれ どうぶつの森』の世界的な大ヒットを考えても、ゲーム業界は必ずしもネガティブな影響だけを受けたわけではなさそうだ、と思うのですが、こと格闘ゲームにおいては、モチベーションを落としてしまっているプレイヤーも多いと感じているのが本音のところです。 要因としては、多くのプレイヤーが目標にしている大規模な大会が相次いで中止になったことが大きく、例年8月に行われる、世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO」も中止が発表されたことには、僕自身、ファンとしてとてもショックを受けています(その代わりに「Evo Online」というオンライン大会が開催されます)。 なぜ僕にとってショックなのかというと、自分が出場しなくても、大会を観戦すること自体がゲームへのモチベーションを高めていく行為だったと改めて認識したからです。 しかも世界中が熱狂する「EVO」ともなると、参加したことがない僕ですら目標を見失ったような気分なのですが、ここでふと「そういえば、ゲームって、目標がないとやらないものだっけ?」という疑問が浮かんできました。 学生の頃は何の見返りもなく、何も求めずにただ「楽しいから」とゲームに打ち込んでいたんだと、久しぶりに思い出したわけです。 いずれにしても、僕が好きな『ストリートファイターV』のトッププレイヤーたちも、ゲームをする時間自体は増えても、大会を想定した練習にかける時間は減り、配信で他のゲームをプレイすることが多くなっているように思います。 つまり、先ほどの僕の疑問に近いような状況に行き着いた結果、楽しく、自然と自分が注力しているジャンルに紐づいていた「ゲーム」という言葉(僕が「ゲーム」といえば、これまでは主に「格闘ゲーム」のことでした)が、相対化されて、ゲームとあらためて向き合う期間になったのではと。 そんな状況のなか、肝心の僕のプレイ時間はというと、実は自分でも驚くほど変化していません(笑)。 もちろん、外出自粛で家にいる時間は圧倒的に増えましたが、起きている間、ずっとコントローラーを握っているかというと、不思議とそんなことはありませんでした。 それは、外での仕事があってもなくてもゲームをすることが日常で、僕にとって特別なことではないことの裏返しかもしれません。 『ストV』への熱が少し落ち着いた時期だったぶん、公式番組に出演させていただいた『仁王2』や『遙かなる時空の中で7』、僕が参加しているゲームエンタメ集団・ReMGで遊ぶ『スマブラ』や『マリオカート』に割く時間が増えたくらい。 あとは具体的なタイトルで言えば『The Last of Us Part II』をプレイしようかな、と思っています。 とはいえ、やはり自由に使える時間は増えたわけで。 僕がそのぶん何をして遊んでいたかというと、ビデオゲームではなく、アナログな推理ゲームとして徐々に注目度を高めている「マーダーミステリー 」にどハマりしていました。 アナログゲームだと、ゴールデンボンバーでいえば喜矢武(豊)がボードゲームにめちゃくちゃ詳しいのですが、僕はあまりそちらには関心がなくて、例えば「人狼」など、プレイヤーがそれぞれに役割を演じ、会話を中心にプレイする、いわゆる「テーブルトークRPG」(TRPG)のような自由度の高いものが好きなんです。 「マーダーミステリー 」は議論を中心に推理を進行させていく過程で、プレイヤーがそれぞれ与えられたキャラクターになって、探偵ならば殺人事件の謎を解いたり、犯人ならば事件の真相を隠し通したり、という駆け引きを行うものなのですが、推理小説のトリックが分かるとつまらないように、一つのシナリオは人生で一度しかプレイできません。 また一定の人数が集まらないとプレイできず、リードしてくれる経験者がいないと何をやって良いのか分からない、などとハードル自体は高いのかもしれませんが、どうにか機会を見つけて、絶対にプレイしてもらいたいのが、『ランドルフ・ローレンスの追憶』というシナリオ。 これは福岡の「人狼ヴィレッジ」で店長をされているゲームクリエイターのじゃんきちさん()が制作したもので、大げさでなく、人生が変わる作品なんです。 僕は自粛機関に入る前に、知人の熱烈な勧めでこの五時間以上に及ぶ濃厚なシナリオをプレイしたのですが、自分が映画や小説の世界に入り込んだような圧倒的な没入感を体験しました。 練り込まれた世界観に触れ、感情移入をすることによって、キャラクターの心身の痛みがリアルに感じられるような錯覚に陥り、途中は苦しくて、辛くて、プレイしているうちに気付かずに号泣していました。 あの感動を人生で一回しか体験できないなんて……ブラックジャック先生に手術で記憶を消してもらって、なんとかもう一度プレイしたい!と思うほどです。 「スゴい」という言葉で表現するのが憚られるほどスゴい。 僕がここまで言うんだから、信じてもらっていいですよ(笑)。 ビデオゲームであれ、アナログゲームであれ、ゲームというものの魅力の一つには、「現実ではしてはいけないことができる」があると思います。 人狼やマーダーミステリーであればルールに基づいて「嘘をつく」のは自然なことで、格闘ゲームなら「力で相手を圧倒する」のはもはや礼儀ですらあります。 だからといって、リアルで事件性のある嘘をつくようになったり、暴力性が増したということは当然ありません。 一定のルールのなかで大胆に人を欺いたり、相手を全力で叩きのめしたりするのは、僕たちのように、実際にリングで戦う格闘家たち以外でも触れることができる、ゲームならではの快感だと思います。 とにかく、マーダーミステリー にはもっと流行ってもらいたいのですが、「マーダーミステリー 」という言葉自体があまりキャッチーではないので、「リアル脱出ゲーム」くらい直感的に楽しそうな名前が見つかるといいなと思っています。 やってみたいけどハードルが高い、と思っている人は、「ミステリープレイ」という手軽に楽しめるアプリがあり、2人からプレイすることができるので、ぜひ試してみてください。 というか僕が語ることでハードルが高いと思わせてしまったのならごめんなさい。 全てが全て、そういう訳ではありませんのであしからず。

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